岡田将生くん主演の『ホノカアボーイ』を観た。
ハワイのほのぼのした雰囲気の中で、『若さ』と『老い』、『生』と『死』というものが
単に悲しいだけでなく、ごく自然に描かれていて、わたしはすきだ。
久々にいい映画にめぐり逢えた。
おっとりしていて、ちょっとにぶくて、でもやさしくて、そんな主人公を演じた岡田くんも
よかったけれど、助演の倍賞千恵子さんの役が、とにかくキュートで切なかった。
わたしも願わくば、あんな風に年を重ねたいなぁと思った。
しかし、もっともよかったのは、故・
喜味こいし さんの演技。
とにかく自然体で、すばらしかった。
これが最期の映画出演ではないだろうか?
漫才だけでなく、演技の才能もあったんだなぁ。
まだまだ映画に出演してほしかっただけに、残念でならない。
喜味こいしさん扮するコイチさんの『年とったからって、やっちゃいけないことなんて
ないんだぜ』 というセリフが印象にのこった。
劇中、たくさんのお料理が出てくるのだが、特においしそうだったのが
倍賞千恵子さん扮するビーさんがつくるハワイの四角いドーナツ『マラサダ』
観れば観るほどに、どうにも食べてみたくなったので、材料を買ってきてつくってみた。
(かもめ食堂を観たあと、すぐにシナモンロールをつくった女はわたしです)
きのう、きょうとマラサダをつくってみたが、きょうのほうが外はサックリ!中はモッチリ!
おいしくできた♫
きのうはレシピの見落としがあって、二次発酵の時間と、生地をこねる時間が短くて
食感がパンのようになってしまったのだ。
仕上げは自己流にアレンジ。グラニュー糖を三温糖に変えて、シナモンシュガーを
つくってまぶしてみたら、おいしかった。
~マラサダの材料(12コ分)~
薄力粉・・・・・100g
強力粉・・・・・100g
塩・・・・・・・・・小さじ1/2
ドライイースト・・・3g
エバミルク・・・・・30ml
バター・・・・・・・・30g
三温糖・・・・・・・50g(生地に20g、まぶす分30g)
シナモン・・・・・・適宜
水・・・・・・・・・・・40ml
卵・・・・・・・・・・・1コ
※わたしはこの分量で、つくったものがおいしかった。マラサダは、ポルトガル語で「大ざっぱ」「ぶさいく」という意味らしい。
元はポルトガルの家庭でつくられていたお菓子で、ハワイに伝わったのだそう。
そして参考にしようとネットで調べてみると、みなさんのレシピは、分量がバラバラ^^:
お料理とちがって、お菓子は目分量だと失敗してしまうものがほとんど。
でもマラサダは、粉とイースト菌の分量以外は、キッチリぢゃなくても大丈夫。
なんとかおいしくできてしまうのだ。そんなところも、また南国らしくていいね。
ただ手ごねの作業が、指や関節に常に痛みがあるわたしには、つらかったけれど。
一次発酵をおえて、倍近くふくらんだ生地
↓ビーさんのおウチには、黒猫さんがいる。
わが家の縞猫・
しじみさんは、マラサダのレシピの上でウトウト。見せてくれない。笑
まったく、どく気配がない
しじみ( ̄▽ ̄;)
おかげで、きのうは発酵時間を見あやまってしまった。
あのう・・・ちょっとだけ、見せてもらえます??
しじみ 『 ・・・・・・・・・ZZZZZZ 』
二次発酵がおわって、ふっくらした生地
↓あとは油で揚げて・・・
シナモンシュガーをまぶすだけ。
マラサダの完成♫
これを食べながら、もう一度『ホノカアボーイ』を観た。何度観てもイイ映画だ。
ちなみにわたしはプチハワイアンエキスパートという、この先
何の役にも立ちそうにない資格を持っている。
しかもハワイには一度も行ったことがないのに。
この資格をとったとき、夫に大爆笑され、しばらく家の中で、わたしが『ハワイアン』と
呼ばれつづけたことは、言うまでもない・・・・・(|||▽||| )
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