先週の土曜日に仕事を早めに切り上げて里神楽を見に出かけた。
会場となった郷土資料館の館長さんは夫の城仲間で私もたまに同行させていただいている。
イベントがあるといつも報せてくださるので、とても楽しみにしている。
最近は私の休みが平日なので、なかなか夫と一緒に出かける機会が少なく、
久々に夫婦水入らずでお出かけできてうれしかった。
開演前、まだ夕刻とはいえ、明るい場内。
ふと目をやると白黒にゃんこがひょっこり。
神楽を見に来たのかな?舞台を眺めるにはベストポジションだ。
やせぽっちで皮膚病があった。
お顔は、いつもわが家に来る牛猫さんとソックリ。
場内で出される炊き込みご飯の匂いにつられて、ご相伴に授かりにきたのかな?
かがり火を炊いて夜のしじまに幻想的に浮かびあがる神楽師たち。
すごい迫力なのである。去年まで資料館で働いていたので、郷土芸能にはかなり興味がある。
獅子舞も車人形も好きだ。公演を観ると、いつも日本人でよかったなと思う。
いにしえの時代から受け継がれてきた古典郷土芸能。ぜひとも後世に語り継いでいって
ほしい。後継者はいるのだろうか?身体が丈夫ならやってみたかったな。
熟練された神楽師の切れのいい所作を見ていると胸がすっとする。
そして腹の底がじーんと熱くなる。きっと今の私たちと同じようにこうして
かがり火の明かりと月明かりだけで昔の人たちも神楽を観ていたに違いない。
そして出会いもあったろうな。なーんて考える。
こうした感動は心地よい。
ぜひ来年も行きたいものだ。