あさりのじくじくしたしっぽ。もう半年ちかく経つというのにちっとも固まらない。
かさぶたができては、とれるのくり返し。
獣医さんは「キレイなところで切って縫いますか?」と言ったけど、わたしも夫も反対。
出会ったばかりの頃の
あさりにはキレイな長いシマシマのしっぽがあった。
(※プロフィール参照)
わたしは今でもときどき考える。そのちぎれたしっぽの半分は、今どこにあるのだろう?
実はしっぽが半分ちぎれてしまったあとの数日間。
頭がおかしいと思われるかも知れないが、あたりをさがして歩いたりした。
大事な大事な
あさりのしっぽの片われ。
あさりの体の一部だった愛しいしっぽ。
それが雨にそぼぬれ朽ちていくなんて耐えられない。
カラスについばまれているなんておそろしい。そんなきもちだったと思う。
でも今は、こう思うことにしている。そのしっぽの片われから芽が出てきて、
きれいな花がぽんぽん咲いているかも?とか。
そして今ある残りの半分のしっぽ。
なんとかぬり薬と服薬で皮膚化させるよう切らない方向で治療をつづけてみましょう。
ということになった。もし皮膚化しないようなら切りましょうということに。
ボブテイルのあさりもかわいいかも?ともチラッと考えたが、やっぱり
できる限り温存させてやりたい。
それにしたって、まあ薬を飲ませるのも塗るのも大騒ぎだ。
獣医さんから帰宅してグッタリして
あさり王子は夢の中。
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