「能ある鷹はツメを隠す。」とまったく同意語で「上手(じょうず)の猫がツメを隠す」ということわざがある。
猫のツメは普段はたたまれていて、もふもふの毛(ファー)と弾力のかたまりのような肉球によって、隠されている。
いかにもかわゆくカムフラージュされているが、あれは狩りをするために使う鋭利な武器だということを忘れてはならない。
猫はイザというとき以外は、あらゆるポテンシャルをおくびにも出さない。まるで自身のツメのように柔軟で謙虚なのである。
ケタはずれのジャンプ力と動態視力。猫が全力疾走すれば時速50キロは出せるというから驚きだ。その身体能力の高さは、はかり知れない。
他にもある。音もしないのに数分前には、家族が帰宅することに気づき、必ず玄関先まで迎えにゆく。
一体、どうしたらそのようなことがわかるのか?できるのか?不思議なことがたくさんある。
猫を見ていると、野性のカンを損なわずに生き残ってきた動物なのだということを感じずにはいられない。
人間でいうところの第6感(シックスセンス)のようなものが発達していて、アンテナを張り巡せながら、必要に応じて反応しているとしか思えない。
つまり、さりげなく、すごいことをスマートにやってのけるのが猫なのだ。
猫はウトウト眠りこけているフリをして、実は常に半覚醒で、狩りのための体力を温存しているだけなのだ。
ピーンと張り詰めた緊張の糸と、眠りこけているときの猫のゆるーい感覚とのギャップ。
この両極端な魅力がわたしをひきつけて止まないのだ。
しかしながらわが家の愛猫しじみは、寝ているフリではなくて、本気で爆睡しており、わたしや夫の突然の襲来に気づかないことがある。
ご自慢のシックスセンスは?危機管理はどうなってるの?わが家のセコムよ( ̄▽ ̄;)
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