わが家には、一応、書斎らしき部屋がある。書斎もどきとでも呼ぼうか。
この書斎もどきは、部屋と部屋の間の引き戸を外してある。
「2つの部屋をつないで広く使ってみようか?」という夫の発想で決まったことであった。
なので現在は、ひとつの縦長の部屋として機能している。2つだった狭い部屋が、
ひとつの部屋にすることによって、細長く広くなって、ちょっと得した気分である。
わたしたちは各自、仕事が休みの日など、自宅にいるときは、一日の大半をここで
過ごすといっても過言ではない。夫はどうだか知らないが、わたしは昼ごはんも台所で
作って、ここで食べている。
わたしの休みは平日オンリー、夫は暦通りの休み。つまりわたしたち休みに関しては
全くのスレ違い夫婦なので、たま~にカブる休みを利用して、お城めぐりへ出かけている。
よって普段のコミュニケーションは、仕事から帰ってから夕飯後にこの書斎もどきで
過ごす時間にとっている。この時間が唯一ゆっくり会話できる時間なのだ。
会話といっても、ほぼ8割が猫談義、あとの2割がお城の話題なんだが…( ´艸`)
書斎もどきの書棚は部屋の片側一面に設置してあり、反対側にも棚を追加したので、
全面ほぼ本棚状態である。
左半分は夫の城、歴史関係の書籍で埋め尽くされ、右半分はわたしの文学、美術、猫本など
雑多な本棚と化している。
「本棚を整理するのに必要なものは根性と愛情だ」と言ったのは京極夏彦氏だったか…。
今もなお日々、買い足されてゆく本をいかにして書棚にキレイに納めるか?頭を悩ませている。
この部屋だけ絶対に傾いているに違いない( ̄▽ ̄:)一応は家の中心の部屋なので、大丈夫だとは思うが…
地震対策のために初めから、天井でつっぱるタイプの本棚をチョイスしておいて本当に正解だった。
さて、こうして試行錯誤して本棚の整理をし始めると登場するのがしじみである。ちょっとできた本のすきまに
すかさずジャンプをかます。どうやら、これでも同化している…つもりらしい( ̄ー ̄)
成功例2割、失敗8割というジャンプ成功の確立の悪さをモロともせず、今日もしじみは、書棚の下で体勢を
整えながら、狙いをさだめている。
彼女の狙いは何なのか?おそらくシンプルに本と本の隙間に収まろうとしているだけ。
もっとも猫らしい理由だよなぁ。狭くて高い場所が好きなのだから。
そういえば、先代猫さすけも同じ行動していたっけ。
せっかくジャンプに成功しても、猫らしくあきっぽい性格のためか?すぐに降りてしまうしじみであった。
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